医院ブログ

2019年02月の日記一覧

口腔がん及び口腔がん検診について

2019.2.26(Tue)
 
皆さんこんにちは、院長の瀧川です。
もう2月も終わろうというのに2019年初めての投稿になっております。
寒かった冬も終わりようやく暖かくなってきましたね。ここからいっきに春へ向かうのか、寒の戻りがあるのかといってところでしょうか。

さて最近少し話題になっている口腔がんについてお話ししたいと思います。
口腔内は舌、歯肉、頬粘膜、上顎洞や唾液腺に悪性腫瘍(がん)が発生する可能性があります。一番多い舌がんに関して言えば舌の脇や根元に発生する事が多く、初期ではよく言われている様に口内炎の様な症状を呈します。口内炎であれば2週間もすれば自然治癒しますが、
1ヶ月以上経っても一度も消失する事なく口内炎の様な症状が続く場合にはやはり口腔外科専門を標榜している歯科医院にご相談された方が良いと思います。
口腔外科に在籍し口腔がん、舌がん等の治療にも携わっていた私の経験からするとがんの治療経観のある口腔外科医なら仮に口腔がんであればこの時点で視て(視診)触って(触診)みればある程度怪しいかどうかの判断はつくと思います。(舌がんに関して言えば、口内炎とは全く見ためや触った感触が違います)
大事な事は、やはりこの経験がある先生、医院を探して最初に診てもらう事だと思います。そして結局は口内炎が怖い訳ではなく、口内炎だと思っていたら違う病態(がんや全身疾患の一口腔内症状として口内炎ができている場合)に注意が必要なのです。
口腔がんは大腸や胃等の他部位のがんに比べると発生頻度は低く、その成り立ちに関してはガン自体の発生原因が不明なためはっきりは申し上げられませんが、舌がんは飲酒喫煙との関連性が証明されていますし、合わない被せものや詰めものや入れ歯が慢性的に舌を刺激するのもよくありません。歯肉ガンは重度歯周病を放置したり口腔内を清潔に保っていなかったりする事と関連があると言われています。
またしっかりした診断がつかないうちにやみくもにレーザー照射を行ったり、ましてや切ったり(切開)してはいけない事も付け加えておきたいと思います。

勿論たきがわ歯科医院では口腔がんの心配がある方を責任持って拝見し、がんや前癌病変が疑わしい時、またセカンドオピニオンを希望される時は高次医療機関へご紹介致します。
また、たきがわ歯科医院で現在定期検診中の方々は口腔がんについても既に気をつけて拝見させて頂いておりますのでご心配なさらないで下さい。
 

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